2016年4月22日金曜日

ネットワーク系コマンド

whoisコマンド

書式

whois [オプション] ドメイン
whoisコマンドは、ドメイン名の所有者情報が管理されているデータベース(whoisデータベース)に指定したドメイン情報を問い合せるコマンドです。ドメインを管理している組織・登録年月日、利用しているネームサーバーなどの情報が確認できます。

オプション

-h ホスト名問い合せるwhoisサーバーのドメインデータベースをホスト名(あるいはIPアドレス)で指定します。
-p ポート番号使用するポート番号を指定します。指定しない場合は、43番ポートを使います。

使用例

whoisコマンドを使って、指定したドメイン(yahoo.co.jp)の情報を参照してみましょう。
$ whois yahoo.co.jp
[ JPRS database provides information on network administration. Its use is    ]
[ restricted to network administration purposes. For further information,     ]
[ use 'whois -h whois.jprs.jp help'. To suppress Japanese output, add'/e'     ]
[ at the end of command, e.g. 'whois -h whois.jprs.jp xxx/e'.                 ]

Domain Information: [ドメイン情報]
a. [ドメイン名]                 YAHOO.CO.JP
e. [そしきめい]                 やふーかぶしきがいしゃ
f. [組織名]                     ヤフー株式会社
g. [Organization]               Yahoo Japan Corporation
k. [組織種別]                   株式会社
l. [Organization Type]          Corporation
m. [登録担当者]                 SI7100JP
n. [技術連絡担当者]             NM5078JP
p. [ネームサーバ]               ns01.yahoo.co.jp
p. [ネームサーバ]               ns02.yahoo.co.jp
p. [ネームサーバ]               ns11.yahoo.co.jp
p. [ネームサーバ]               ns12.yahoo.co.jp
s. [署名鍵]                     
[状態]                          Connected (2013/11/30)
[登録年月日]                    2000/11/17
[接続年月日]                    2000/11/17
[最終更新]                      2012/12/01 01:07:30 (JST)


nslookupコマンド

nslookupコマンドは、ドメイン情報を対話的にDNSサーバーへ問い合わせるコマンドです。
DNSサーバーへ問い合わせて、「ホスト名からIPアドレス(正引き)」、「IPアドレスからホスト名(逆引き)」を調べることができます。nslookupコマンドには非対話モードと対話モードがあり、引数の指定によって使い分けることができます。以下で、使用例を掲示しながらコマンドの使い方を解説します。

非対話モード

非対話モードでは、引数に「IPアドレス」、もしくは「ホスト名」を指定します。DNSサーバーの指定は任意です。指定しない場合は、/etc/resolv.conf に記載されているDNSに問い合わせます。
ホスト名からIPアドレスを検索します。DNSサーバーを指定していないので、/etc/resolv.conf に記載されているDNSに問い合わています。answer:以下が結果になります。
$ nslookup yahoo.com
Server:  aaa.bbb.ccc.ddd
Address: aaa.bbb.ddd.ddd#53

Non-authoritative answer:
Name: yahoo.com
Address: 206.190.36.45
Name: yahoo.com
Address: 98.138.253.109
Name: yahoo.com
Address: 98.139.183.24
次はDNSサーバーを指定してみましょう。Google Public DNS(8.8.8.8)へ問い合わせて、IPアドレス(98.139.183.24)からホスト名を調べてみます。nameが結果です。
# nslookup 98.139.183.24 8.8.8.8
Server:  8.8.8.8
Address: 8.8.8.8#53

Non-authoritative answer:
24.183.139.98.in-addr.arpa name = ir2.fp.vip.bf1.yahoo.com.

Authoritative answers can be found from:

対話モード

対話モードでは、引数なし(/etc/resolv.conf に問い合わせ)、もしくは -(ハイフン)とDNSサーバーを指定します。
nslookup
nslookup - DNSサーバー
引数なしでnslookupコマンドを実行します。
$ nslookup
> apple.com ← apple.comを正引き
Server:  aaa.bbb.ccc.ddd
Address: aaa.bbb.ccc.ddd#53

Non-authoritative answer:
Name: apple.com
Address: 17.178.96.59
Name: apple.com
Address: 17.172.224.47
Name: apple.com
Address: 17.149.160.49
> server 8.8.8.8 ← DNSサーバーをGoogle Public DNSへ変更
Default server: 8.8.8.8
Address: 8.8.8.8#53
> apple.com ← もう一度、apple.comを正引き
Server:  8.8.8.8
Address: 8.8.8.8#53

Non-authoritative answer:
Name: apple.com
Address: 17.178.96.59
Name: apple.com
Address: 17.172.224.47
Name: apple.com
Address: 17.149.160.49
> exit ← 問い合わせ終了
nslookup IPアドレス/ホスト名 [DNSサーバー]

2015年6月19日金曜日

ubuntuのネットワークを高速化する

Ubuntu(Linux)カーネル・チューニングでネットワークを高速化!

これだけ最初から高速を売りにした回線が世の中に出回ると、何とかして・少しでもネットワーク速度を高速化しよう、なんて思うことも殆ど無いんだと思いますが、ふと、Ubuntu(Linux)でネットワークのスループットを向上するにはどんなパラメータがあるだろうと思い、調べて見ることにしました。

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net.core.rmem_max


TCPソケットの受信バッファの最大サイズです。この値は手元のXubuntuでは、標準で131071バイト(/proc/sys/net/core/rmem_max)ですが、端末(ターミナル)から次のコマンドで16777216に変更します。

$ sudo sysctl -w net.core.rmem_max=16777216


net.core.wmem_max


TCPソケットの送信バッファの最大サイズです。この値は手元のXubuntuでは、標準で131071バイト(/proc/sys/net/core/wmem_max)ですが、rmem_maxと同様に端末(ターミナル)から次のコマンドで16777216に変更します。

$ sudo sysctl -w net.core.wmem_max=16777216


net.ipv4.tcp_rmem


TCPソケット(IPv4)の受信バッファの最小・標準・最大サイズです。この値は手元のXubuntuでは、それぞれ4096、87380、901728バイト(/proc/sys/net/ipv4/tcp_rmem)ですが、端末(ターミナル)から次のコマンドで4096、87380、 16777216(最大値はnet.core.rmem_maxが優先)に変更します。

$ sudo sysctl -w net.ipv4.tcp_rmem="4096 87380 16777216"


net.ipv4.tcp_wmem


TCPソケット(IPv4)の送信バッファの最小・標準・最大サイズです。この値は手元のXubuntuでは、それぞれ4096、16384、 901728バイト(/proc/sys/net/ipv4/tcp_wmem)ですが、端末(ターミナル)から次のコマンドで4096、87380、16777216(最大値はnet.core.wmem_maxが優先)に変更します。

$ sudo sysctl -w net.ipv4.tcp_wmem="4096 87380 16777216"


net.ipv4.tcp_no_metrics_save


ネットワークのルート・メトリクス(リンク速度、遅延時間、ホップ数などネットワークのコスト情報)を保存する・しないを設定します。手元のXubuntuでは標準で0(保存する)ですが、次のコマンドで無効にします。

$ sudo sysctl -w net.ipv4.tcp_no_metrics_save=1 


net.ipv4.tcp_moderate_rcvbuf


受信バッファ・サイズの自動チューニングを次のコマンドでON(1)にします。
手元のXubuntuではこの値は標準でON(1)でしたが、ご参考に。

$ sudo sysctl -w net.ipv4.tcp_moderate_rcvbuf=1 


net.core.netdev_max_backlog


カーネルの処理速度よりも早い速度でネットワーク・インタフェースがパケットを受信する場合に、カーネルがバッファ(キューイング)するパケットの最大個数を指定します。
手元のXubuntuでは標準で1000キューでしたが、次のコマンドで5000キューに変更します。

$ sudo sysctl -w net.core.netdev_max_backlog=5000 


txqueuelen


ネットワーク・インタフェース(デバイス・ドライバ)のパケット送信キューサイズです。
この値の初期値はインタフェース次第ですが、イーサーネット(eth*)の場合は1000、イーモバイルのデータ通信端末(ppp0)では3でした。
次の例ではifconfigコマンドでeth0の送信キューサイズを3000キューに変更しています。

$ sudo ifconfig インタフェース名(eth0, ppp0など) txqueuelen 3000


イー・モバイルで実測・比較してみる


チューニング前、後でどの程度スループットが変わるか、イー・モバイルのデータ通信端末(GD01)を使って比較してみます。

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測定方法は、BNRスピードテストを利用し、上り・下り速度を各10回測定、上位・下位20%を除いたデータの平均値とします。

まずは、標準のXbunutu(11.10)で測定した結果から。

下り平均速度:17.8Mbps
上り平均速度:1.25Mbps



続いてチューニング後の測定結果。

下り平均速度:21.7Mbps
上り平均速度:1.18Mbps


上りで大きな変化は見受けられませんでしたが、下りに関しては違いを体感できる程度のスループット向上が確認出来ました。


Ubuntu起動時にチューニング設定を自動的に有効にしたい場合


今回の設定した方法では、OS再起動時に初期値に戻ってしまいます。常に反映したい場合は、まず、/etc/sysctl.confファイルにtxqueuelen以外の設定を記述します。

$ sudo vi /etc/sysctl.conf
viが苦手な人はgeditでどうぞ。

今回の例でいえば、/etc/sysctl.confファイルの末尾に次のように追記します。

net.core.rmem_max = 16777216
net.core.wmem_max = 16777216

net.ipv4.tcp_wmem = 4096 87380 16777216
net.ipv4.tcp_rmem = 4096 87380 16777216

net.ipv4.tcp_no_metrics_save = 1

net.ipv4.tcp_moderate_rcvbuf = 1

net.core.netdev_max_backlog = 5000

txqueuelenだけはネットワーク・インタフェースの設定になるので、別の場所に設定します。
方法は色々あるんですが、今回はインタフェースが有効になった際に自動で反映されるよう、/etc/network/if-up.d/ディレクトリの中に次のようなシェルスクリプトを用意します。

まずは適当な名前でファイルを作成します。

$ sudo vi /etc/network/if-up.d/txqueuelen
※viが苦手な人はgeditでどうぞ。

中身はこんなかんじ。有効になったネットワーク・インタフェースがeth0の場合、txqueuelenを3000に設定しています。

#!/bin/sh

set -e

PATH=/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin

if [ "$IFACE" = "eth0" ]; then
  /sbin/ifconfig $IFACE txqueuelen 3000
fi

保存したら、次のコマンドで実行権を付けておきます。これでおしまい。

$ sudo chmod 755 /etc/network/if-up.d/txqueuelen


興味のある方は、是非一度お試し下さい。


それでは、より良いスループット・ライフを!

2015年6月18日木曜日

LXDEの設定

今回はLXDEのおすすめ設定を紹介します。

apt-get install synaptic

20111007
LXDEなデビアンのインストールが完了して再起動したら、まず、とにかく、synapticをインストールします(必須)。synapticは、GNOMEなデビアンにはデフォルトでインストールされますが、LXDEなデビアンには用意されていません。そこで、ターミナルからroot権限にて、コマンド「apt-get install synaptic」を入力してsynapticをインストールします。
  1. 「LXPanelメニュー」→「アクセサリ」→「システムターミナル・スーパーユーザーモード」(開く:LXTerminal
  2. apt-get install synaptic(入力)
apt-get install synaptic
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下の特別パッケージがインストールされます:
apt-xapian-index docbook-xml libcairo-perl libglib-perl libgtk2-perl
libpango-perl librarian0 python-gnupginterface python-software-properties
python-xapian rarian-compat sgml-data software-properties-gtk
unattended-upgrades
提案パッケージ:
app-install-data python-xdg docbook docbook-dsssl docbook-xsl
docbook-defguide libgtk2-perl-doc xapian-doc perlsgml doc-html-w3 opensp
libxml2-utils dwww deborphan
以下のパッケージが新たにインストールされます:
apt-xapian-index docbook-xml libcairo-perl libglib-perl libgtk2-perl
libpango-perl librarian0 python-gnupginterface python-software-properties
python-xapian rarian-compat sgml-data software-properties-gtk synaptic
unattended-upgrades
アップグレード: 0 個、新規インストール: 15 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
6,273 kB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 23.9 MB のディスク容量が消費されます。
続行しますか [Y/n]? y
~~
~~
menu のトリガを処理しています ...
#
▼「LXPanelメニュー」→「設定」→「Synaptic パッケージマネージャ」(開く)
←synapticは、パッケージ(アプリケーション)のインストール・アップデート・アンインストールを管理するGUIツールです。マシン環境の整備には欠かせない重要なツールです。そして、パッケージの取捨選択が個別環境の使い勝手となるわけです。つまり、ここから自分専用のマシン環境を作り上げていくことになります
それには、まず、各種パッケージがインターネット上にて配布されているリポジトリの管理から進めていく必要があります。リポジトリの管理は、syanpticメニューの「設定」→「リポジトリ」で編集することもできますが、そこでの編集が実際に反映されるファイル「/etc/apt/sources.list」を直接編集する作法を知っておくと理解が深まります。
▼「sources.list」:リポジトリの編集
  1. 「LXPanelメニュー」→「アクセサリ」→「ファイルマネージャ」(開く:PCManFM
  2. 「PCManFMメニュー:移動」→「マイコンピュータ」→「ファイルシステム」→「etc」→「apt」
  3. 「PCManFMメニュー:ツール」→「rootユーザとして現在のフォルダを開く
  4. 「sources.list」を右クリック→「Leafpad」(開く:編集▽
deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ wheezy contrib non-free main
deb-src http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ wheezy contrib non-free main
deb http://security.debian.org/ wheezy/updates contrib non-free main
deb-src http://security.debian.org/ wheezy/updates contrib non-free main
△LXDEの初期インストール時点では、「main」セクションのみが設定されているところへ、「contrib」と「non-free」のセクションも追加記述しておきます。こうすることによって、パッケージの選択肢が増えることになります。他にも、デビアンから利用できるリポジトリがあれば、この「sources.list」ファイルに情報を追加していけばいいわけです。
  1. 「synaptic」で「再読込」
※類似のパッケージ:software-center イマイチ安定していないかも。
※便利ツール:update-manager-gnomeupdate-notifier

gdebigdm3のインストール

20111011
synapticが使えるようになったら、まず、gdebiとgdm3をインストールします。
gdebiは、ローカルから任意のアプリケーションソフトをインストールする際の[*.deb]ファイルを対象としたGUIなパッケージインストラーです。
gdm3は、一般ユーザのログイン・ログアウト環境を整備する目的で導入します(ディスプレイマネージャを、デフォルトなxdmからgdm3へ変更する)。
gdebiのインストール
【1】
1.synapticのクイック検索入力欄に「gdebi」と入力します。
2.パッケージリストにリストアップされた「gdebi」を右クリックして「インストール指定」を選択します。

【2】
1.依存関係により「gdebi-core」も自動的に「インストール指定」対象となります。
2.「適用」ボタンをクリックします。

【3】
1.「サマリ」ウィンドウが開き、インストールの確認メッセージが表示されます。
2.「適用」ボタンをクリックします。

【4】
1.インストール完了。
2.「gdebi」 と「gdebi-core」が「インストール済」のマークに変わっています。

【5】
1.「LXPanelメニュー」→「システムツール」のカテゴリに「GDebiパッケージインストラー」の項目が追加されていることが確認できます。
2.「GDebiパッケージインストラー」をクリックすると、「パッケージインストーラーが開きます」。

【6】
1.ファイルマネージャの「PCManFM」を開いて、保管されている任意の「*.deb」ファイルを右クリックすると、「GDebiパッケージインストーラー」の項目が組み込まれて表示されることが確認できます。

【7】
1.上記の手順で、「GDebiパッケージインストーラー」の項目をクリックすると、指定の「*.deb」ファイルを対象に「パッケージインストーラー」が立ち上がってきます。
2.「パッケージをインストール」ボタンをクリックします。
3.「*.deb」ファイルのインストール完了 
※「gdebi」を使わない場合は、ターミナルから「dpkg」コマンドを使って「*.deb」ファイルをインストールします。

gdm3のインストール
【1】
1.gdebiの時と同様に、synapticのクイック検索入力欄に「gdm3」と入力します。
2.パッケージリストにリストアップされた「gdm3」を右クリックして「インストール指定」します。
3.「適用」ボタンをクリックして進めます。
4.インストールの進行途中で、「ディスプレイマネージャの選択画面」が表示されますので、ここで「gdm3」を選択して「進む」をクリックします。
5.インストールが完了します。

【2】
1.「gdm3」のインストール完了後、メニュー項目を確認してみます。
2.「設定」のカテゴリに「ログイン画面」の項目が追加されいます。
3.「システムツール」のカテゴリに「ウィンドウから新しいログイン」・「新しいログイン」が追加されています。

【3】インストール直後のログアウト画面
1.「一般ユーザ」でのログアウト画面に「サスペンド」と「ハイバネート」の項目が追加されています。
2.「gdm3」をシステムに反映させるために「再起動」します。
3.「LXPanelメニュー」→「アクセサリ」→「システムターミナル・スーパーユーザーモード」を起動して、
reboot

【4】ログイン画面(gdm3)
1.最起動後のログイン画面が「xdm」から「gdm3」の様式に変わっています。
2.「一般ユーザ」でログインします。

【5】ログアウト画面(gdm3)
1.「ログアウトメニュー」の中に、「シャットダウン」・「再起動」・「ユーザの切り替え」項目が追加されています。
2.以上で、「一般ユーザ」から直接「シャットダウン」・「再起動」操作ができるようになりました。

【6】自動ログインの設定(gdm3)
1.「再起動する度に、お決まりのユーザ名とパスワードを入力するのが面倒だ。」という場合は、「自動ログインの設定」をしておくと手間が省けます。
2.「LXPanelメニュー」→「設定」→「ログイン画面」
3.「ログイン画面の設定」ウィンドウが開きます。
4.右下のロックされた鍵アイコンをクリックしてrootのパスワードを入力します。
5.自動ログインするユーザ名を指定します。
6.自動ログインするまでの待機時間を設定します。(数秒)
7.右下のロックが外れている鍵アイコンをクリックします。
8.「閉じる」ボタンをクリックします。
9.試しに「再起動」してみる。

update-notifierの導入

20111013
各種パッケージのアップデートは、リポジトリの中でメンテナンスされています。ですから、どのパッケージがいつアップデートされたのかを知る必要があります。手順的には、前出のsynapticを開いて「再読込」操作でアップデート情報を確認することができますので、その時点でアップデートを適用すれば良いわけです。しかし、アップデート情報をいつのタイミングで取得するのか、そのキッカケはなかなか掴みにくいものです。最も、「毎日必ず1回は定期チェックする」という習慣を身に付けておけばよいのかもしれませんが、それもままならないのが世の常でしょう。
そこで、導入しておきたいのがアップデート情報を通知する「update-notifier」というパッケージです。synapticからインストールしておくと重宝するでしょう。update-notifierをインストール指定することによって、依存関係からupdate-manager-gnomeも導入され、「LXPanelメニュー」→「設定」の中に「アップデート・マネージャ」という項目が追加されます。
【1】
1.「アップデート・マネージャ」をクリック
2.rootのパワードを入力
3.「Update-Manager」のウィンドウが開きます。
4.ウィンドウ左下の「Settings」ボタンをクリック

【2】
1.「ソフトウェアの配布元」(Software Sources)ウィンドウが開きます。
2.「アップデート」タブを開く。
3.「自動アップデート」項の「アップデートをチェック」にチェック「レ」を入れ、周期を「毎日」に設定します。
4.「インストール可能なアップデートについて通知のみ行う」にチェック「レ」を入れます。
5.「閉じる」ボタンをクリック
以上で、update-notifierの準備が整いました。

【3】
1.自動アップデートがアップデートを検知すると、パネルの通知領域にアップデートの通知アイコンが表示されます。 
【4】
1.アップデートの通知アイコンをクリックして「Update-Manager」からアップデートの適用操作を行っても良いのですが、synapticでの操作性に慣れるという意味でも、アップデートの適用操作はsynapticから行うよう心がけたほうが良いでしょう。
2.synapticを開くと、アップデートされているパッケージに★印が付いた状態で表示されます。
3.「すべてアップグレード」ボタンをクリックします。

【5】
1.依存関係も含めたアップデート(または、新規インストール)されるパッケージ一覧の確認ウィンドウが開きます。
2.「マーク」ボタンをクリックします。

【6】
1.マークされたアップデートパッケージが反転表示されます。
2.「適用」ボタンをクリックします。

【7】
1.「サマリ」ウィンドウが開き、インストールの確認メッセージが表示されます。
2.「適用」ボタンをクリックします。
以上で、アップデートの適用が完了し、パネルの通知領域に表示されていたアップデートの通知アイコンは消えます。
▼システムの再起動
アップデートの際に、アップデートされたパッケージの種類によっては、システムの再起動が必要となる場合があります。そのような場合は、パネルの通知領域に「システムの再起動」アイコンが表示されます。

「システムの再起動」アイコンをクリックして、▽

「すぐに再起動」ボタンをクリックします。△

無線 LAN を使用できるようにする

で、ログインしたはいいのですがそのままの状態では無線 LAN が使用できませんでした。 これは、ネットワークマネージャが LXDE では自動起動しないことが問題のようです。
ネットワークマネージャの自動起動の設定ファイルは "/etc/xdg/autostart/nm-applet.desktop" にあるので、このファイルを編集します。
ファイル内に
OnlyShowIn=GNOME;XFCE;
などと書かれた行があると思います。 ここに LXDE も追加してやる必要があります。
OnlyShowIn=GNOME;XFCE;LXDE;
こんな感じです。
"/etc/xdg/autostart/" 以下のファイルをいじっても Ubuntu 9.04 ではうまく動かない という記述もありましたが、うちの場合はネットワークマネージャに関しては "/etc/xdg/autostart/nm-applet.desktop" に対する上述の変更だけで対応できました。
ちゃんと起動したかどうかの判断ですが、ちゃんと起動していればログイン後タスクトレイにネットワークマネージャのアイコンが現れるので、それで判断できると思います。

画面解像度の設定

U100 (ネットブック) の画面だけに出力している場合は、画面解像度はちゃんとなっていていいのですが、外部ディスプレイに表示すると解像度を変更したくなります。
しかし、色々調べたのですが LXDE は GUI で解像度の変更を行うのは (デフォルトでは) 無理っぽい (本当か?) です。 ではどうするかというと、XRandR コマンドを使用すれば良いようです。 「デュアルディスプレイを使う」 の記事が参考になりました。
けど個人的には X11 の設定でなんとかしたいなぁと思ったり。 ".xinitrc" あたりをいじれば出来るのかな・・・。
XRandR に関して 【June 06, 2009 (20:03) 追記】
色々調べてみたら、XOrg 7.4 あたりから、画像解像度の変更は XRandR を使用するようになったみたいですねぇ。 というわけで xrandr コマンドを使用することにしました。

壁紙の変更 【June 06, 2009 (20:03) 追記】

あと画面解像度を色々弄る中で、余計な設定も弄っちゃってデスクトップの壁紙が表示されなくなっちゃいました。 で、戻そうと思っても戻し方がわからない!
デスクトップの設定ってどこでやってるんですかー!!! と超悩みながら色々調べること数時間。 ようやく 『ファイルマネージャは PCManFM で、デスクトップのアイコンや背景なども管理する』 という記述を発見。
PCMan File Manager の設定から壁紙を設定することが出来ました! "Manage the desktop and show file icons" にチェックが入っていると、デスクトップの管理をファイルマネージャが行うようです。 チェックが入っていない場合はウィンドウマネージャが管理するっぽいですね。

Ubuntu 14.04 LTS (Trusty Tahr)でハイバーネートを有効にする方法

Ubuntu 13.10から14.04にアップグレードしたら、ハイバーネートが使えなくなっていたので、調査。

方法

まずエディタで以下のファイルを新しく作成・編集する。
$ sudo vim /var/lib/polkit-1/localauthority/50-local.d/com.ubuntu.enable-hibernate.pkla
以下のように入力して保存。
Re-enable hibernate by default in upower]
Identity=unix-user:*
Action=org.freedesktop.upower.hibernate
ResultActive=yes

[Re-enable hibernate by default in logind]
Identity=unix-user:*
Action=org.freedesktop.login1.hibernate
ResultActive=yes
再起動すれば、ハイバネートが追加されます。

エフェクトがいろいろおかしい。
どうも皆さんこんにちは。
このブログでは、ubuntu14.04の情報(?)を出していきます。

使用するパソコンのスペック
CPU:CeleronM 988MHz
RAM:996MB HDD40GB
です。
ubuntu公式サイトの推奨スペック
CPU:i686(Pentium 4)
RAM:512MB  HDD5GB
と、十分満たしているのですが、unityはこれでは重いです。
そこでLXDE(sudo apt-get install lxdeで出来ます)を使います。

Ubuntu 14.10をインストールDVDからハードディスクにインストール

ubuntu-ja-14.04-desktop-i386.isoをダウンロードします(クリックでDL)
DLしたisoファイルを右クリックし、プログラムから開く→windowsディスクイメージ書き込みツールを実行→DVDを挿入し、書き込みをクリックします。
書き込んだDVDをインストールしたいPCに入れて起動します(この時、BIOSから起動をDVD、CDにしておいてください)。

起動すると下のような画像が出ます
したら、ubuntuをインストールをクリックします。すると

この写真のチェックは必ずしてください。
次に、ディスクの選択をします
ここでは一番下になっていますが、上から3番目を選択してください。
住んでいる地域は、自動検出されるので、次へ進みましょう。
キーボードも自動検出されるので、そのまま次へ進みます。
最後に、Ubuntuにログインするためのユーザー名とパスワードを入力します。
あとは、スライドショーを見ながら、インストールが終わるのを待ちましょう。
インストールDVDを取り出して再起動すれば、Ubuntu 14.10がハードディスクから起動します。

Ubuntu 14.10 Google Chromeをインストールしてデフォルトブラウザに設定する

Ubuntu 14.10のデフォルトブラウザは、いまだにFirefoxです。Google Chromeを使っている方は、インストールしてデフォルトのブラウザに設定しておきましょう。
Firefoxを起動して、Google Chromeのダウンロードページにアクセスしたら、「Chromeをダウンロード」ボタンをクリックします。

debパッケージを選択して、右下の「同意してインストール」ボタンをクリックすると、ファイルの処理方法について尋ねられるので、「ファイルを保存する」を選んでダウンロードします。
あとは、ダウンロードした「google-chrome-stable_current_i386.deb」をダブルクリックして、Ubuntuソフトウェアセンターからインストールしましょう。
Google Chromeの初回起動時に、既定のブラウザにするか尋ねられるので、はいを選択すれば、Ubuntuのデフォルトブラウザに設定できます。
なお、Firefoxを使わないのであれば、ソフトウェアセンターから削除しておくことで、以後、使わないアプリの余計なアップデートをしなくて済むようになります。
また、メールはGmailしか使わないのでメールクライアントはいらない、という方は、あわせて「Thunderbird」も削除しておきましょう。

Ubuntu 14.10 ゲストセッションを削除する

Ubuntu 14.10にはデフォルトで、Ubuntuをだれでも一時的に利用できる「ゲストセッション」があり、ログイン画面から選択できるようになっています。
また、自分のアカウントでログインした後でも、システムアイコンから間違って「ゲストセッション」を選ぶと、何のメッセージもなく、いきなりユーザーが切り替わってしまいます。
個人利用のPCの場合、ゲストセッションを使う機会は少ないので、削除しておきましょう。
管理者権限で、LightDM(ログイン画面)の設定ファイル「50-ubuntu.conf」を編集するため、端末から以下のコマンドを実行します。
$ sudo gedit /usr/share/lightdm/lightdm.conf.d/50-ubuntu.conf
「50-ubuntu.conf」ファイルの最後に、「allow-guest=false」の一行を追加して保存します。
[SeatDefaults]
user-session=ubuntu
allow-guest=false
あとは、Ubuntuを再起動して、ゲストセッションが削除されていることを確認しましょう。

Ubuntu 14.10 ダウンロード元のサーバーを最適化してインストールを速くする

ダウンロード元のサーバーを最適化しておくと、お気に入りのアプリやアップデートのインストールを速くすることができます。
システム設定から「ソフトウェアとアップデート」アイコンをクリックして開きます。
Ubuntu 14.10 ダウンロード元サーバーの最適化
「ダウンロード元」はデフォルトで「日本のサーバー」になっていますが、「その他」を選んで「最適なサーバーを探す」ボタンをクリックします。
ダウンロードサーバーのテストが完了すると、自動的に最適なサーバーが選択されるので、「サーバーの選択」ボタンをクリックして設定しましょう。

Ubuntu 14.10 動画や音楽ファイルをまとめて再生できるようにする

Ubuntu 14.10で、MP4などの動画ファイルやMP3などの音楽ファイルを再生しようとすると、再生に必要な「拡張マルチメディアプラグインのインストール」画面が表示されます。
再生のたびにインストールするのは面倒なので、あらかじめ再生に必要なコーデックをインストールしておきましょう。
動画や音楽ファイルをまとめて再生できるようにするには、「Ubuntu restricted extras」をUbuntuソフトウェアセンターからインストールします。
「Ubuntu restricted extras」をインストールすることで、動画や音楽の再生に必要なコーデックがインストールされ、ほとんどのメディアファイルを再生できるようになります。

Ubuntu 14.10 著作権制限のあるDVDを再生できるようにする

「Ubuntu restricted extras」をインストールすれば、自分で作成したDVDなど、著作権制限のないものは再生できるようになります。
ですが、市販されているDVDのように、著作権制限のあるDVDをUbuntuに挿入しても、自動的に認識されず、再生することはできません。
著作権制限のあるDVDも再生できるようにするには、以下のコマンドを端末から実行して、「libdvdcss2」ライブラリをインストールします。
$ sudo /usr/share/doc/libdvdread4/install-css.sh
「libdvdcss2」ライブラリがインストールされると、著作権制限のあるDVDを自動認識して、再生できるようになります。
次はLXDEのダウンロードです。端末で
sudo apt-get install lxde
と打ちます。
終わったらログアウトします。
黒丸をクリックし、









lxdeを選択します。










もう一度起動するとこうなります↓








後はカスタマイズするなり、ソフトをDLするなり自由にどうぞ。